フリマアプリと株は似ているかもしれない

 

最近、旦那の影響で株や行動経済学の勉強をし始めている。

行動経済学は心理学に通づるところが多くて大変楽しいし、株も少しづつだが分かるようになってきた。

 

そこで思ったのは、「株とフリマアプリは似ている」ということと、「行動経済学は知っているとフリマアプリで役立つ」ということだ。

 

まず、株価とフリマアプリは似ていると思ったことについて。

株価は日々変動する。株は数が決まっているからたくさん売られて買い手が少なければ株価が下がるし、たくさん買いたい人がいるのに全然売られてなければ株価が上がる。

そして、そこにはニュースや人の感情が大きく関係する。

企業の不祥事が発覚したら「うわっ、倒産する前に売らなきゃ」と思うから皆売りまくって株価が下がるし、「業績がうなぎ登りだよ〜」って企業は「これからもっと伸びるかも!」とそこの株が欲しくなるから「買いたいです!」と手を挙げる人が増えて株価が上がる。

 

フリマアプリも一緒だ。

同じゲームでも「特典目当てで複数の通販で何個も買ったよ!」というゲームは、他にも同じことをやっている人が何人もいるから、買った価格の半額近くの値段で出さないと売れなかったりする。

でも、特典とかがなくゲームや原作が好きな人しか買わなくて「面白い!」と評判も高いゲームは、中古店でも全然値段が下がらないし、フリマアプリでも元値から300円下げたぐらいの値段で売れたりする。

 

フリマアプリの相場を見ると、今どのジャンルが「旬」で、どのキャラが人気なのかを簡単ではあるが調査できる。

これは株も一緒で、株価が変動するのには何かしら理由があるわけで、株価が急上昇した会社を調べると「新商品がSNSでバズった」とか、暴落した会社は「SNSで問題性を示唆された」など出てきたりする。

 

「株」というと「難しい」とか「金持ちがやること」とか思われるかもしれないが、もっと身近なものなのだと思う。

私も結婚して旦那が株をやっていたからこうして触れることが出来たし、株主優待の商品券に大変お世話になっている。(旦那は株価の上げ下げによる儲けより優待券重視)

 

 

次に「行動経済学を知っているとフリマアプリで役立つ」ということだ。

行動経済学」は、最近はバナナマンが出演する保険のCMで聞くようになった。私は社会科が大の苦手だから「経済」という単語だけで顔を顰めたが、旦那に「心理学に近いと思うし、多分だけど好きだと思うよ〜」と言われて旦那の書籍を読むことにした。

 

結果、大変面白かった。

例えば、「松・竹・梅」の3種類だったら「竹」を選ぶ確率が一番高くなるから、単品で売るよりも本当に売り出したいものを「竹」にして「松」と「梅」を足して売り出した方が良い

…みたいなことが沢山書いてある。どれも「あるある」が詰まっているし、クレーマーの真意について書かれたのもある。読むと思った以上に「人間が単純で馬鹿で愛おしい生き物」だと分かる。

 

中でも興味深かったのが、「人は手に入れたものに愛着を持ち、買った以上の価値を見出すようになる」というものだ。

これはオタクには本当に「あるある」な案件だと思う。例えグッズの値段が高くても、いざ手に入れると「このクオリティならあの値段は安い!」と思ってしまうし、いざそれを手放そうと覚悟した時に売値が安かったら「は?そんな安いものじゃないんだが?」と思い、結局売らない…なんて事も珍しくない。

フリマアプリで売れ残っている「なんでこんなに高額なの!?」ってグッズもそれなのかもしれない。

 

(ちなみにこの理論は「満足しなければ全額返金!」とか「1ヶ月お試し期間!満足いかなければ解約OK!」にも関わっている。とても面白いため気になる方は是非書籍を読んでもらいたい。)

 

…みたいな感じで、行動経済学は「自分の価値観」を時にぶち壊してくれるような事が書いてある。

 

まだまだ勉強したてだが、これからも地道に本を読んでいこうと思う。

 (ちなみに私が読んだ本で分かりやすかったのは下の本たち)

 

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