文章の第一印象の大切さについて

 

 

 

フリマアプリやSNSなど、「顔を知らない相手と会話をする」という事が最近メチャクチャ多い。

そんな中で、「文章の第一印象は見た目の第一印象と同じくらい大切なのかもしれない」と思うことがあった。

 

「見た目の第一印象が勝負!」というのは昔から言われている事だが、今は「顔知らないけどSNSで会話してて仲がいい」なんて事もよくある。だから見た目並に文章力も磨かなくてはならんのではないか?と思ったのだ。

 

今日、メルカリで出品していたものにコメントがついた。

「〇〇くんが欲しいです。買えますか?」

というものだった。

 

私は正直、このコメントを見て「うわっ!ガキくさっ!高校生かなんかか!?」と思ってしまった。

相手がどういう人か知らないから、「『欲しいです』って初めて見たな。メルカリに慣れてないのか?」「取引をした事がなさそうだな?」とか色々考えてしまった。考えすぎだとは思ったが、直感で思ってしまったのだ。もちろん第一印象は良くない。

 

普段見るのは、短くても

「はじめまして。こちら購入したいのですが大丈夫でしょうか?」

「こんにちは。コメント失礼します。購入希望です。」

ぐらいある。最低限の挨拶と言葉遣いだと思う。

 

ちなみに私が購入希望のコメントを出す時には

「はじめまして。コメント失礼いたします。こちら購入希望なのですが、可能でしょうか?ご検討よろしくお願いいたします。」

が定型文だ。これはメルカリの取引で「この人の言葉遣い、スゴく丁寧で素敵だなぁ」と思った数々の挨拶文を組み合わせり引いたりした物だ。

 

「フリマアプリなんてその時だけの関係なんだからそんな気にしなくてもいいじゃん」と思う人もいるかもしれんが、敢えて言わせてもらう。普段からやってないと大切な場面で丁寧な言葉が使えない、という事はよくある。

それに、雑な言葉遣いの人には正直、あまり売りたくない。「もしかしたらぞんざいに扱われるのではないか」と思ってしまう。必要なくなったから売ったものとはいえ、やはり大切にしてくれる人に譲りたい。

 

でも、学校ではそういうのを学ばない。

私はTwitterの取引や、「欲しいキャラをコメントで教えてください」という商品の時に他の方がコメントしているのを見て学んだ。最初は何も分からなかったからとにかく見よう見まねだった。

こういう言葉遣いは授業で取り入れてもいい気がする。定型文としてまとめるぐらいでもいい。

 

文は「人のなり」を表す大切なエッセンスだ。

面白い人の文章はやはり個性的で面白いし(ラジオのハガキ職人とか)、根が真面目な人の文章はどれだけ陽気な性格な人でもしっかりまとまったキッチリした文章を書く人が多い気がする。

 

これからの時代、きっともっと「文章」の価値が上がる気がする。私も綺麗な文章を書く人を見習いたいと思う。