人は毎日小さな死を迎えている

 

 

 

旦那は眠れない時がよくある。そんな時にした話のひとつだ。


私は寝る前の瞬間が大好きだ。

イメージとしては魂が「ふわわわ~」って抜けていく感じ。漫画とかで魂が抜ける描写を思い出していただけると分かりやすいかもしれない。

 

私にとって「眠り=小さな死」だ。

ただこれはプラスなイメージ。いつだって人間というのはリニューアルする生き物だ。眠りはそのために必要なこと。

どんなに今日が悪くたって、怒れることや悲しいことがあったって、寝れば死ぬ。明日には新しい自分だ。そう思えばきっと少しは生きやすくなるだろう?

嬉しいことだけ明日の自分に引き継げば良いんだ。何かを託すのもアリだ。寝ても振り切れないくらいの怒りは死ぬまで引きずって同じ事を自分がしなければ良い。悲しみは誰かに話して分け合うしかないのかもしれない。でもそこまでの事ってなかなかないよ、意外と。

 

だから私は寝るのが大好き。ふかふかの布団に包まれて暖かい空間で、私は今日も小さな死を迎えるのだ。

毎日私はリニューアルオープンしているのです!またのお越しをお待ちしております!