マウントマウントうるさいね?

「目くそ鼻くそを笑う」という、ことわざがあるが、私はあまり好きじゃない。

 

「目くそ鼻くそを笑う」とは、汚い目やにが鼻糞を「汚ねぇww」と嘲笑う事であり、転じて「自分の欠点に気づかずに、同じような欠点を持つ他人を嘲笑う」という意味になる。

 

 

これを現代の言葉に言い換えると

 

「ゲス女、クソ女にマウントを取る」

 

みたいな事だろう。うわぁ、醜い。醜すぎる。

 

 

うちの旦那は「なんでわざわざマウントなんて疲れるような事するの?」というような人なのだが、私は「マウントを取るなんて愚かだ」と思いつつもマウントを取ってしまう愚かな女だ。

 

だって、推しにメール読まれたとか?推しに名前を呼ばれる音声データを持ってるとか?推しの直筆サイン持ってるとか?言いたいじゃん????メッッッッチャ言いたいじゃん????自慢したいじゃん??????

 

あー、情けない。情けないぞ。

 

そんな事を言いながら「うおーーーー」ってやってたら、

 

「テレビなんてマウントを取ってるものなんじゃないか?テレビは視聴率を取るためにマウントも取ってるんだよ。」

 

と隣にいた旦那が言ってきた。

そうか、そんなテレビばかり観ていたらマウントを取ってしまうのもしょうがないのかな。(こうやって責任転嫁してしまうところも愚かなのは分かっている!)

 

最近、特にテレビに嫌気がさしてきた。好きな番組だけ録画して、他は見る必要なんてないんだよなぁ。コメンテーターの無責任な意見やスタッフの代わり映えのしないやり方に勝手にストレスが溜まって、魂が汚れる一方な気がする。

 

BGMで特にそれを感じる。

アニメ系の話題なら「紅蓮華」か「炎」、最近バズってる映える話題なら「夜に駆ける」を流すテレビ番組を観ていると脳ミソがどんどん小さくなってくような錯覚が起きるんだよな…。あまりにも安直。映像関係は忙しいのだろうけど、この世界には素敵な音楽が山ほどあるのにあまりにも勿体ないじゃないか……。

 

出川哲朗の充電旅が最後の砦だな、あれでダジャレとか無しにただ流行りの曲を流すようになったらもう終わりだ…

 

最近、若者のテレビ離れが急速に進んでいる気持ちが分かるようになってきた気がする。

たしかに、ストレス溜まるような番組を垂れ流すぐらいなら録画した番組観たり、Amazonプライム観たり、YouTube観た方がよっぽど有意義だ。

 

まぁ、私が嫌だと思う番組は割と終わるらしいので、きっと皆も嫌なのだろう。4月からはもっとクリーンなテレビ番組が増えるのかなぁ。ブラタモリみたいな番組がもっと増えるといいなぁ。