義務教育で教えて欲しかったことの話
最近Twitterでもたまに見かける発言だったが、
「なぜ、義務教育で確定申告のやり方や失業保険の貰い方を教えてくれなかったんだ。」
と、私は今、心の底から思っている。
確定申告のやり方や、源泉徴収票の見方、仕事を辞めたらどういう段取りを取るのか、失業保険はどうやってもらうのか………それは働いてからじゃないと分からないし、調べたり勉強しようと思わない限り、教えてくれない。
もし教育においてこういう事をやってくれていたら、確定申告で毎年こんなに悩んだりしなくてもよくなるじゃないか。
たとえ、その時には授業を聞かないとしても、「全く知らない」と「何となく授業でやった記憶がある」だと雲泥の差があるものだ。そもそも未知のものは勉強するのも気が重い。よっぽどの興味がない限り。
そもそも「申告」だなんて言われたら、なんか悪いことのように思ってしまうでしょうが。私はそう思っていたぞ。
そもそも確定申告は払いすぎた税金が返ってくるためのものだと知ったのなんてここ最近だ。それこそ仕事を辞めて自分で確定申告をやらなきゃいけなくなってからだ。
お金が返ってくるなんて、素晴らしい制度じゃないか。訳もわからず細々した資料に目を通したりお金の計算をするより「お金が返ってくるかも〜」と思ってやった方が数倍頑張ろうと思える。
失業保険だって同じだ。なんでハローワークに手続きをしてから3ヶ月経たないと受け取れないって教えてくれなかったんだ。
まぁ調べなかった私が悪いんだが、私はずっと3ヶ月経ってからしかハローワークに行けないと思ってたのだ。そして今日調べて驚愕した。すごく後悔した。
まぁ、失業保険を貰わないと生活していけない!みたいな緊迫した状況じゃないのが救いだったが、なんとも「無駄な時間を過ごしてしまった」感が否めない。
もし「失業保険なんて教えたら、離職率が上がる」なんて意見があったら、逆に「失業保険の制度を知った方が勤続年数は長くなると思う」と私は言いたいぞ。
それに、そんなこと関係なく「辞めたい時には辞めたい」。それは滅多な事では揺るがない事実だ。
むしろそんな時に「でもあと半年続ければ失業保険もらえる日数増えるもんな…」と続ける意志を持つ人もいるかもしれないじゃないか。
税金の諸々だって、難しい言葉を並べてる理由は「国民に簡単に分かってほしくないから」だ。
給料から何が引かれてるかとかが簡単に分かってしまったら誰だってちょっとムカッとくる。それを防止するためだ。
でも、そうやって分かりにくくする事だけが大事なのだろうか。もっとシンプルな解決法がないのだろうか。
まぁ私はポンコツだから解決法とかが分からんのだが、最近は税理士のYouTuberだったりが分かりやすく教えてくれているからまだ救いだ。
皆お金が好きなのに、分かりづらいから敬遠する。なんとも世知辛い世の中な事だ。