私の周りのマッチングアプリ事情

 

 

 

マッチングアプリ陽キャが使うコンテンツだと思っていたため他人事と思っていたのだが、私の友人で4人近くマッチングアプリ関連の恋愛話を聞いたため、さすがに他人事じゃなくなってきた。

 

それらの恋愛話を聞いて旦那と思ったことは「出会いも手軽だが逆に言うと別れるのも手軽になってしまう」という事だろうか。


大学のゼミで一緒だった子と久々に会った時、「初めて彼氏が出来たけど2ヶ月前に別れた」という話をしてきて旦那と2人で目を丸くした。

これまでそういった話が全く無かったのに、どこで出会ったんだ!?と思ったらマッチングアプリで、実際に会ってから数回デートをして、「本格的に好きになってきたかも」と思った頃に相手から「他に気になる人が出来たから別れてほしい」と切り出されたそうだ。

たしかにマッチングアプリはメッセージは送り合うものの、初対面でデートをして、回数を重ねて「好き」になっていくかどうか…といった感じだから、好きになるまでの関係性がゼロに近いのだ。だから「なんか違う」と思ったら簡単に切り捨てられてしまう。友達との繋がりがある訳でも、会社の繋がりがある訳でもないのだから。


旦那の友人の男性も2回デートして「好きだ!」って思ってきた頃にLINEでブロックされてしまい、しばらく立ち直れなかったそう。

私も「好きかもしれない」って思った頃に相手に「彼女が出来た」と言われた時にショックすぎて半年は引きずった経験があるため、気持ちは本当によく分かる。

自分の気持ちが固まって「よしこれから頑張ろう!」って思った途端にへし折られてしまう残酷さ。ましてや恋愛が絡むと厄介なことこの上ない。恋の炎を消すのは並大抵じゃないんだ。できればこんな事案は避けたいものだ。


ゼミの子と話してた時に「マッチングアプリで誠実な男性に出会えるのか」という話になった。別れた男性は最初とても誠実な人というイメージだったそうなのだが、「他に気になっている人がいるから別れてほしい」と言われた時に、それまでの「誠実さ」が全崩れしてしまったそうだ。

うちの旦那は「他に気になる人が出来ても、付き合ってる人に申し訳ないから付き合い続けるよりもは正直に言って別れた方が誠実なんじゃない?」と言ったのだが、「そもそも付き合ってる時に他の異性を見る時点で誠実ではない」と返ってきた。旦那敗北。

でも男性ならではの目線だと思う。私にはその発想はなかった。マッチングアプリというのは正直、「条件」に合う人が何人でも出てきてしまうから目移りする可能性は高いのだ。

だとするとマッチングアプリでは「誠実な男性」の「誠実ハードル」を多少なりとも下げないといけないのかもしれない。


とまぁ、マッチングアプリに苦言に近い事を言ってしまったが、私の大学の時の友人はマッチングアプリでドイツ人と出会って毎日LINEやテレビ電話をしてラブラブになっているし、Twitterのフォロワーの子も同じジャンルのオタクの彼氏が出来て幸せそうだから、運なのかもしれない。タイミング良く捕まえられるかどうか。

まるで狩りのようだなぁと思ったがそもそも恋愛は狩りだ。その手法が変わっただけなのだなぁ。